絵って描けますか?私は、正直、まったく描けません。
自分の人生で小さいころからできたらよかったのに、と思っていることがあります。それは計算が得意なこと、うまく歌えるということ、あっさりと絵が描けること、その3つだけです。
それ以外のことは不得意でもなんとかなるけれど、この3つは私にとっては相当手が届かなくて、いつもいつもそれができる人のことをいいなあと羨望の眼差しで見つめています。
そのなかでも1番をあげるなら、絵が描けたらと心底思います。
絵って、なにをするのでもとっても大事な気がするのです。そもそも絵を描く人が好きです。
彼らは観察すること、物事を自分なりの見方でとらえることが大好きで、何よりも描くことが楽しいからつねに手を動かし、とらえた世界・解釈した世界を絵として定着させる。絵を描く人は、哲学者よりも深く世界や世界の輪郭をとらえているのではないだろうかと、いつも思います。
私にはそれができない。そしてそれが私にとってのかなりの弱点なのだと、今週はまざまざと思い知りました。
4ヶ月通う学校でパソコンの技術を学び、デザインスキルを高めるつもりでいましたが、それはとても甘い考えだったことを思い知りました。パソコンでできる作業なんて実は大したことがなくて、絵を自由に描けること、つまり自分のなかにあるイメージを柔軟に形にできることが重要なのです。
光や形を自分の目でとらえ、訓練された手の動きにより思ったとおりに表現できること、それが何よりも大事で、結局それができなければいくらパソコンが出来ようとものびやかにデザインすることなどとうてい出来ないのではないかと思います。
そしてもう一つ、今日はワークショップにて文字の描き方を習ってきたのですが、そこでもやはり重要なのは絵が描けることでした。いかに描く時にうまく手(身体)をコントロールして、良い線を描くことができるのか、ベースになるものからいかに自由な発想で楽しんで絵を描いていけるのか。
絵を描くことが、文字を描くことやデザインすることに、これほどまでに直結していようとは。どこかで薄々は気づいていたことでしたが、この一週間は絵が描けることの重要性をあらためて感じました。そしてそれができない私は、かなり致命的であると。
ただ、希望があるのは、絵が上手い人たちは一朝一夕で絵が上手くなったわけではないということ。彼らは日々手をうごかした結果、線が上手くなり、自分がとらえた世界を定着させることができるのです。
ということは、私も毎日少しずつ積み重ねれば、今よりは絵が描けるようになるかもしれません。
読書、料理、運動、そして絵、そしてテヒマニ。すること多いなあ。パンクしない程度に頑張ってみようと思います。ではでは。
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