ずいぶんと人間関係に血迷っていた時に、買った本があります。パキラハウスの「おしゃべり用心理ゲーム」という本です。この本は会話を弾ませるための単純だけれど、その人の本質に触れた気分にさせてくれるような会話のきっかけになる、心理ゲームが載っていました。
友達はほぼいないので読み物として面白く読んだという感じでしたが、いくつもいくつも面白いゲームがありました。
そのうちの一つに、相手からイメージする色を話す、というものがありました。
話している相手あるいは話題に上った人から想起する色は何色か、なぜそう思うのか、そして当人のセルフイメージの色はなんなのか、またそう思う理由は、というものです。
これは人とその話をするのが一番面白いものではありますが、自分自身だけで問いかけてみるのもなかなか面白い質問なのです。
私が私に対してイメージする色は?もしくは、これからなりたい色は?
以前の私は、高校時代は深緑、20代前半は極彩色、と答えていたような気がします。高校時代の唯一の友人からはほとんど同じような色を答えてもらって、セルフイメージと他者のイメージとがかなり一致していたような記憶です。
20代前半のころは、うーん、ちょっと理解に苦しむイメージです。私は強烈な個性の色のはっきりとしていてなおかつ混沌とした人に強い憧れを抱いていたので、こうありたい自分という意味でのセルフイメージだったのではないかと思います。
まあ若さゆえの、なんとも幼い憧れのイメージだろうと、今の私からみると呆れることこの上ないですが、しょうがない。
では今の私のセルフイメージの色とはなんだろうと考えてみると、正直、思い浮かびません。けれど、これからこの色のイメージになりたいというものならあります。
それは、太陽の光のような色。その時々によってニュアンスとして光の色がかわる、けれど、極端に色がついているわけではない。透明にちかくて、温度のあるもの。
とここまで書いていて、色というより私は太陽の光のようになりたいのだと思いいたりました。誰かをきっちりと温める炎のようにはなれないかもしれないけれど、冬の陽だまりのようにほんのりと温めることができるような、誰かが真っ暗な中にいたらそこに差し込むほんのわずかな一条の光のような。
一番の理由は、光には濁りがないから。
たぶん、私はそういうほんのりとあたたかくて濁りのないものになりたい、のだと思います。
さてさて、これからなれるのでしょうか?だいぶ努力が要りそうです。
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