外で本を読むこと。外読書、庭読書。

 午睡から目がさめると、朝からしとしとと降っていた雨もやんでいて、夏の入り口を思わせる日差しがあまりにも美しかったので、椅子、コーヒー、デザート、蚊取り線香をいそいそと用意して、庭の梅の木陰で読書としゃれこみました。

 外で本を読むことってなんでこんなにも気持ちいいのだろうと、心底思います。

 移り気な性格なので、部屋で本を読んでいるとあれやこれやと気にかかるものがあってなかなか読書が進まないのですが、外での読書はほかに気になることもなく、心ゆくまで本を読むことができます。どうしてもここまでは読みたいという明確な目標をもって本を読めるのもいいところです。

 最近はだいぶ真面目な本を読んでいますが、たくさん漫画をかりてきて買ったお弁当やお菓子をつまみながら川辺で読むというのもお気に入りです。目の前に広がる海の水平線を眺めながら、トンビにお昼ご飯のパンを盗まれないか心配しながら旅先で本を読んだこともありました。

 夏場で、雑誌などのたしょう濡れても構わないような自分の本などであれば、川原や海辺の水際に椅子を置いて足をひたしながら読むのもとても気持ちが良くていいものです。今のこの時期だと川と海はまだ水が冷たくてまだ早いでしょうが、夏の間は川のせせらぎや波音を聞きながらの読書は、日焼けすることをのぞけば本当に気持ちいい時間です。

 今現在、数年ぶりにキャンプに行きたくてしょうがないわけですが、ただただほかに何もせずに本を読みたいという欲求が強いのかもしれません。なんて楽しそうなんでしょう、外でひたすら本を読むだけのキャンプ。

 あぁ、結局キャンプに行きたいって話でした。

 


テヒマニ

暮らしにまつわる小さな雑誌「テヒマニ」ブログ。福岡県うきは市を中心に、個人的に配布している小さなフリーペーパーの、配布情報や日々の雑感にまつわるブログです。

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