旅先で本を読む。

 雨が降り、いよいよ桜の季節も終わりそうです。

 先日、ひさしぶりに本を読みました。

 2日の間に文庫本2冊。どちらもエッセイで、眉間に力を入れて読まなければいけない類のものではなかったのですが、しばらくしっかりと本が読めていなかったのでとても新鮮で、本を読むのが楽しいと感じるのは、たぶん半年ぶりぐらい。


 エッセイではありましたが両方ともページをめくる手が止まらないほど面白く、だいぶ間が空いたというのに没頭できることがとても不思議な感じでした。(その書名などについては、テヒマニvol.4の企画内でご紹介する予定です)


 その2冊とも旅先で読みました。以前にも書いたのですが、旅先で本を読むのが好きです。 観光地ではない場所に、快適そうな安宿を見つけてできれば2泊し、ただひたすら本を読む。そんな旅が理想的です。海か川か湖が見えるところで、欲を言えば温泉があって。


 準備段階で一番わくわくするのは持って行く本を選ぶ時。いつもいつも到底読みきれない量の本を選んでしまいます。今回は10冊ほど選び、読んだ量は2.5冊。大した量が読めないのはわかっているのですが、どうしても持って行きたいのです。読みやすそうなエッセイから分かりやすそうな入門書にわりと専門的な本まで、宿に着いた時の気分で読むものを選びます。


 いざ宿に着いて本を読もうとすると、とてもつもなく眠くなってしまってぐっすりと眠ってしまい1泊の旅程だとまるっと本を読まなかったり、ふと出来心で出かけたにも関わらずおもいっきり観光してしまって本が読めなかったり、なんてこともよくある話です。

 

 今回の旅では、食べることと眠ること以外はほとんど読書していたので、本当に良い旅でした。

 ふたたび本や文章に触れることができそうな予感です。

 

テヒマニ

暮らしにまつわる小さな雑誌「テヒマニ」ブログ。福岡県うきは市を中心に、個人的に配布している小さなフリーペーパーの、配布情報や日々の雑感にまつわるブログです。

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