この港町の猫たちは、とても人懐いのです。急に動かないかぎり逃げないし、こちらがじっとしていると安心してそろそろと近寄ってきます。
きっと町の人たちが猫たちに優しいからなのでしょう。だから猫も人に対して強い警戒心を抱いていない。人と猫との信頼関係がなりたっているのだなあと、何枚もとった漁港と猫の写真を眺めながら思います。あらためて、良い町だったなあと旅をふりかえっています。
そんな人間と猫との関係性について考えていたのですが、それって人間関係にもまさしく言えることじゃないかしら、とふと思いました。
ここ最近、会うとなんだかじんわりと嫌な気分になる人がいます。なにがどうってわけではないのですが思い出してみると、その人から人やものに対する建設的な意見を聞いたことがない。会話の9割ちかくが否定的なことばかり。おまけにその否定に根拠があまりない。
出会ったころは楽しかったはずなのに、なんでこんなことになってしまったんだろうなあ、と昨夜は気晴らしにお菓子を作りながら考えていました。
たぶん、私がその人を前にするとグチのような非建設的なことしか話さなくなるのがいけないのです。その人から建設的な話題が出ないというのがきっかけになっているのは間違いないのですが、私が悪い。
人との対話・関係性は互いがいなくては成立しないもの。その人との対話がネガティブなものになるのは私がネガティブな気持ちで相対している、あるいはネガティブさをその人にならぶつけても構わないだろうという気持ちがあるからなのです。
あー、なんて醜い私の性根。
あんまり好きではないところは見ないで、これからそんな人と明るく楽しく付き合っていける方法を考える、というのが私の大きな課題になりそうです。
とりあえず日々、明るく楽しく。とにかく笑いあって過ごしたいものです。
ちなみにそれ以外の関係性は、とってもすくないながらも順調です。みみっちい私をひろい心で許してくれている人たちのおかげでしかありません。ほんとにありがとうございます。
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