昨夜、ようやく入稿が終わりました。
先が見えてきたと思ってからのなんと長かったことか。ラストスパートと思ってゴールよりもずいぶん前から頑張りすぎてリタイア寸前の人のような感じでした。
内容としては16ページから頑張りすぎて24ページになり、ご協力いただく方も増えておりますので、すこしでも楽しんでいただけたら嬉しいなとひたすら祈っています。今から刷り上がってくるのが楽しみです。
今回のvol.2の制作ではいろいろな気づきがありました。
一番思うのは、何かを追求している人って本当に素晴らしいということ。
今回、絵やお花や原稿でご協力いただいた方々は、以前から面識があるのですが、皆さんご自分の道がしっかりしていらっしゃいます。おまけに皆さん、私の個人的な趣味でしかないものに、こころよく力を貸してくださる心の広い方たちです。なんて素敵な人たちなんでしょう。
それに引き換え、私は興味が移ろいやすいので、何か一つのことをしっかりと深く追求するということがなくきており、そのせいで技術や知識など頼れるものが自分の中にはなく、それってとっても心もとないです。技術がないなりには必死にやっていますが、でもこれってかなり中途半端。中途半端ってほんとよくない。
何かを追求している人たちの生み出すものや姿勢は、とても美しいのです。
それを強く感じるのはときどきお話をさせてもらう小鹿田焼の長老さんたちからです。彼らに通底する美をとらえる感覚の鋭さや強さ・考えの深さ、そして何よりも長年技術を磨きあげた先にある凄み。
ふだんしているのは他愛もない話ですが、素晴らしく高い技術のものを生み出してきた人たちの、そんな部分を垣間見させてもらえることは、私の人生にとってとてもとても大きな影響を与えています。
私も小鹿田の人たちの生き方に、すこしでも近づけたらと思うのです。そのためには、今更ですが何か自分の追求できる道を見つけなくては。人生はきっとあっという間です。
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