映画好きって言えるほどではなく(日々の雑感)


 ちょっとだけ空気がぬるみ、日暮れがすこし遅くなって来たりで、春の予感を感じる今日この頃ですね。先週から次号テヒマニの資料を買い集めたり読んだり、執筆していただく方に連絡をとったりをしています。

 一昨日はちょっとだけ頭を使う資料を読み、昨日は以前から手をつけたかった我が家のリビングの模様替えをしたために、することはたっぷりあるというのにいまいちやる気が出ないし、レディースデイだしということで映画を観に行って来ました。

 今日観たのは「パディントン2」。熊のパディントンの笑って泣けてハートウォーミングな冒険のお話なのですが、通底するのはロンドンの移民や社会的弱者の問題についてだったりするうえに、説教くさくなく善意や優しさがいかに重要かが描かれた本当に素敵な映画でした。早くも今年の個人的ベスト10入り決定です。

 今日観た素晴らしい映画についてはこのくらいにしておき、ちょっと考えたいのは「〇〇好き」という表現についてです。

 私はどうも映画を観ることは好きなのですが、「映画好き」とは名乗れないなあと思っています。過去の名作と呼ばれるような映画はほとんど観たことがありませんし、一ヶ月で多くて3本ぐらいしか劇場には行きません。それでは「映画好き」は名乗れないよなあと思うのです。

 それと同様に「本好き」でもないように思います。本を読むことは好きですし読みたい本はいっぱいあるけれど、何か疲れることがあったらすぐに本を読まないで寝てしまうし、きっと本がなくったって生きていけます。旅行は好きだけど「旅好き」ってわけでもないし、「道具好き」っていうほど道具に執着があるわけでもないし。

 私の考える「〇〇好き」は、その分野の歴史や細部にわたるまで詳しいというか興味があって、偏愛的であり、それがなくては生きていけないと思いつめるような切実さを持った人が名乗れるもののように思うのです。

 じゃあ自分にそんなふうに言えるような分野があるのかというと、考えれば考えるほどないような気がしてなりません。私の好きに深さがないというか。その執着のなさや興味の浅さが、私の底を浅くしている原因なのかなあなどと思います。

 やはり一つのことを深く深く掘り下げることができる人はすごい!

 私も今年か来年いっぱいくらいまでには、偏愛する分野を作りたいなあ。。。

 以上、今回もとりとめのないことでした。

テヒマニ

暮らしにまつわる小さな雑誌「テヒマニ」ブログ。福岡県うきは市を中心に、個人的に配布している小さなフリーペーパーの、配布情報や日々の雑感にまつわるブログです。

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