いつもの深夜のファミレス、窓の外にはちらちらと雪が降っています。あまり雪の降らないところにいるので、思わず雪が舞い落ちるさまは美しいなあと時間を忘れてしまいます。
約二週間ぶりにうきはに帰ってきました。今日の朝までは生まれ育った茨城に、知人宅やホテルに泊まったりしながら滞在していたのです。久々の茨城はなかなか良いところでした。
なんて書くと以前はどんなふうに茨城をとらえていたのかということになりますが、あまりにも日常になりすぎていて、たぶん何も考えないで暮らしていたのだろうと思います。
7〜8年離れてみて育った土地の周辺をぶらぶらとしてみると、好きなことの種が当時の家のまわりにあったのだと新鮮な驚きがありました。
私は古びた青いトタンの建物のつぎはぎ感がやたらと好きなのですが、それはお隣の住宅兼農作業小屋の影響でしょう。これまでなんで好きなのかよく分からなかったのですが、ようやく理由がわかりました。
川や海が好きなのは霞ヶ浦という湖のそばで育ったから、ぶらぶらと歩くのが好きなのは霞ヶ浦沿いをよく散歩していたから、工場に惹かれるのはそのお散歩コースにさびさびの砂利工場があったから。
残念なことに馴染むことができずに育った茨城なのですが、今の私を形作るものの多くがここにあったのだと気づくと、感慨深いものがあると同時にようやくこの土地を自分の中に受け入れることができたような気がします。
その時にここ数年すっかりご無沙汰になっていたカメラで写真を撮ってみました。
大学入学前に電池のいらないフィルムカメラを片手に九州旅行をして以来、ほぼずっと楽しんでいたのですがいろいろあってここ数年は必要な時しか写真を撮らないようになっていました。
なので、カメラ片手のお散歩はかなり久々のことだったのですが、あらためて写真を撮ることの楽しさに目覚めました。おまけに知人が元写真館でカメラの講師だった方に引き合わせてくれ、いろいろとアドバイスを頂いたことで大きな気づきもあり、これからまたカメラ片手に動こうかと思います。
今回はもうすこし技術的な進歩をして、何よりもかつてのように写真を撮ることが楽しくて楽しくてしょうがない自分に戻れたら嬉しいなあ。
それにしても窓の外はかなりの雪です。明日は茨城でお世話になった人たちに贈りものを買いにいく予定でしたが行けるのでしょうか。雪道を歩いてお出かけも悪くないかもしれません。
ではでは。
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