ふと気がつけば、2020年になっているし、その2020年もすでにひと月が経っています。
ふと気がつけばなんて書いてみましたが、前回記事を書いたのは9月のことで、あれから5ヶ月も経っているのですから時間というのはなんとも恐ろしいものです。自分の感覚としてはまるでふっと今という時間の中に放り込まれたような気分です。
もちろん色んなことが起こっていました。古い事務所をリノベーションしていたし、耳納新聞という新しく始めたフリーペーパーを2号分と別冊テヒマニという小冊子を1号作り、事務所のある小塩という集落の方にしめ飾り作りを教わったり、お正月の鬼火焚きの準備などを見させてもらったりと、十分すぎるほど楽しく充実した日々でした。
と同時に、いろんな痛みも多かった日々でした。自分の弱さやずるさとか卑怯なところ、人を傷つけることがあること、人付き合いが苦手なことなどをまた改めて反芻させられたような。
どうやら10月ぐらいからぐっと気分的に落ちこんでいるらしいのですが、今がそこを抜けるか抜けないかの狭間のようで、1日の中での気分の乱高下がなかなか激しく、自分でもちょっと参っています。
先日、うきはのMINOUBOOKS&CAFEさんでの坂口恭平さんのトークライブに行ったのですが、とても素晴らしいものでした。創作することが生きていることにとっていかに大事かを話されていました(話自体はわりととりとめがないので説明しにくいのですが)。
その前々日に大好きな恩人が亡くなり、おまけにその人は創作の意欲を失ってから急激に生きる気力がしぼんでいったように感じていたので、とても胸に迫るものがありました。
振り返ってみればその人だけでなく、12月から1月は私の創作と人生にとってとても大事な恩人たちが手の届かない場所に行ってしまうので、たぶん1年の中でもきつい季節なのです。年末年始の忙しなさのなかに、あの人もこの人もいなくなってしまったという寂寥感が私の冬を覆い、とても気持ちが重いのです。
そんな日々もようやく終わりを告げようとしている気がしてきたのですが、何よりもこんなことを書かなくても平然としていられる強さを手に入れたいというのが、今現在の正直な思いです。でもたぶんそんな風に強くはなれなくって、いろんなところでぐじぐじしてしまうんだろうな。かっこ悪い生き方です。。
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とりあえず、そのぐじぐじを少しでも減らすべく、これからまたしばらく定期的に文章を書くことにします。創作や表現が生きることを肯定的に捉える手段だと信じて。
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