いつもの散歩道、気がつくとすっかり草花の様相が変わっていました。
今朝は不思議と朝早く目が覚め、すこしぼんやりとしていました。そこでしみじみ思ったのは、なにか素晴らしいエッセイが読みたいなあということ。
本棚にある未読のもののなかに、そんな感じのものがあるだろうかとざっくり探してみたのですが、ぴんとくるものがなく。たぶんじっくりと本棚を探せば、一冊くらいはあるはずなのですが、さすがに限られた朝の時間で一冊一冊しらみつぶしに本を見るわけにいかず。かといって過去に読んだ宝物のような本たちを再読するという気分でもなく。
今現在楽しく読んでいる伊藤比呂美さんのエッセイ集もものすごく面白いのです。彼女の骨太でそこのけそこのけのような、すべてを笑いに変えていく、力強いエッセイもとっても楽しいのです。
けれど、今、この今朝起きた瞬間に読みたかったのは、思考や考え方そして言葉が研ぎ澄まされたもの。ツララのように鋭く、私に突きささり、そして私のなかでじわりじわりと溶け出して、いつしか自然と同化してしまうようなもの。
はっと胸をつかれるような、思いも寄らなかった角度から物事を見ることを教えてくれるような、人生の真理に触れた気にさせてくれるような、そんなものが読みたいと思ったのです。
どこかにそんなエッセイ、ありませんか?
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